東京都清瀬市:ブラックウォルナットダイニングテーブルの製作

大きな一枚板の場合は、今回の事例の様に小さなテーブルが取れるようにカットして、それぞれに高さを合わせた脚をつける事によって、普段は別の場所で使用することができます。一品製作の榎本銘木店だからできる事かな。ご相談ください。

東京都清瀬市:ブラックウォルナットダイニングテーブルの製作

ブラックウォルナット一枚板

ご来店頂いた時はこの様に色出しの為の簡易的な塗装を行っただけの素地の状態。これでも色は見て取れますので、お客様には木の良さを気に入って頂けてダイニングテーブルとして製作ご依頼を戴きました。このままでは大き過ぎるので、セパレートタイプとして使用する為にカットする場所やこの木の特徴である穴の部分の処理の仕方など、直接木に書き込みながら様々な打ち合わせをしました。

一枚板テーブル二枚繋ぎ

完成したカット部分です。普段は二つに分けて使用していますが、繋げればこの通り木目が通って元の大きさを主張します。これで大人数でも問題なく使用できますね。

天然部分を写してみました。自然なカーブに余計な手を加えません。この木の良さを活かします。人間にとって直線よりも自然なカーブを描いた曲線の方が、使用に際しても自然体でいられるような気がします。

穴の部分はこの様に少し彫り込んでガラスを入れました。これで穴の無いフラットな面で使用できます。ガラスの周りが白っぽく見えるのは角を少し削って丸みを出しているから。普段の使用に木を使わせません。

一枚板テーブルの耳

反対側もこの美しいカーブ。ここでもつなぎ目はあくまでも自然につながり、一体感を損ないません。天然木だからこそ一枚板だからこその楽しみです。

ウォルナット一枚板ダイニングテーブル

全体です。光がピカピカ反射するような表面塗装がされていない、木の柔らかさがあふれる素敵なお部屋でした。同時に納めたブラックウォルナットのイスも雰囲気とよく合い、座面の鮮やかな新緑の色と伸びやかな形で、大きな窓を開ければ新緑の草木の中でのピクニックのような、さわやかな気持ちになりますね。お店にあった時の100倍輝いています。
そしてこの木の特徴である穴の部分。ガラスで埋めたのでその特徴をガラス越しに見ることができます。でもガラスの角を取る為に丸みをつけるのでわずかな溝は残るし、傷の無いまっ平らな天板と比べたらやっぱり少し使いづらい。でも、利便性だけじゃなく数百年生きたこの木のこの穴に何かを感じてもらえたらうれしいな。

 

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