現在、様々なご依頼を頂戴して、お陰様で毎日忙しく製作仕事に勤しんでおります。少しお仕事が重なったのでこの機会に”欅・けやき”についてご紹介します。
昔から使われてきた万能の木材、欅・けやき。現在製作中の製作品の数々がこちら
先ずは、ご新居の階段の踏板として、無垢一枚板をご利用頂いて製作している風景。ズラッと並んだケヤキの踏板、塗装を終えて乾燥中。
欅の板目が踏板に並べられたらそれはそれは壮観でしょう!少し前ならこういった階段もご依頼頂いたものですが、もうここ十年は一切見なくなった一枚板の階段板です。欅は強度があり踏板にも最適で成形しやすく鉋で美しく仕上がります。
次にご利用いただいたのが、一枚板看板として。ご依頼に応じて彫刻を施したり手で書き入れたりします。今回は彫刻で彫り入れ、ご依頼通りの落款と唐草模様も彫り入れて製作しました。
欅は彫刻にも向いていて、硬過ぎず柔らか過ぎずで作業性の良い素材です。彫刻で入れた文字もシャキッと角が立ち滑らかな曲線の部分も彫が入り組む細かな部分もハッキリとしています。柔らか過ぎると潰れて硬すぎると欠けるのは、こういった彫刻文字ではよくある事です。欅はそういった心配がほとんど無く利用できるのは万能の木材たる所以です。見切れて写っている隣の看板も欅一枚板を使った看板です。
次に製作しているのがいつもご紹介している、一枚板テーブル天板としてのご利用です。
長さ2.4m×幅1mの巨大な一枚板なのですが、真ん中に板目が通って節の一つもありません。木として立っていた際に枝の少ない部分が比較的多く取れるのも欅の良い所の一つ。枝下が長いと言いますが、地面から生えて枝が張るまでの幹の部分が大きく太くなるのでこういった利用ができるのです。木の特性ですね。もちろん節がでたり穴が開いたりは日常茶飯事なので、このように何もなく一枚板になる方が希少なのは言うまでもありません。
次に、欅の無垢材だけで製作された巨大な靴箱、今風に言えばシューズボックスでしょうか。これは当店製作ではなくて、お客様のご自宅の建て替えの際に再度利用する為に持ち込まれた30年ほど使われた玄関靴箱です。全体のリフレッシュの為に全体の削りと磨き作業。
扉一枚一枚も全て本物のケヤキ無垢材、飾り彫りなどがあってここは軽く磨くだけになりましたが、側面も中の骨組みも全て欅材の総無垢造りで天板は全ての塗装を削り落としてからの再塗装。全て無垢素材でしたので全て磨くことができたので新品のようになりました。
一緒にご依頼頂いた欅のテーブル天板も製作を行って、7月の納品日を待ちます。改めて見渡すと、やはり欅は綺麗な木目です。このように様々なシーンで加工しやすく利用しやすく且つ美しい木目のケヤキだから、遥か昔から人間の生活に利用されてきたのですね。
皆様たくさんのご依頼ありがとうございます。感謝!
榎本銘木店では、お客様のご希望に応じて様々な一枚板製品を製作します。当店のたくさんの展示品の中から使い方や見た目の趣味に合わせて楽しく選んでください。榎本銘木店はそんな楽しみもあるお店です。木が大好きな人が集まるお店榎本銘木店です!
先ずは天板を選んで頂く事から始まります。こちらのリンクから一枚板を選んで頂ければ最高の品質で展示販売中の一枚板の商品を皆様のご希望に合わせてオーダー製作致します。