夏本番!暑い熱い季節がやって参りました。今週は大げさに暑くなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
当店倉庫の外の日陰内でも午後はこの温度。どこまで正しい数値を指しているのかわかりませんが、7月・8月のご来店は午前中がおススメですね~。
さて今日の本題。
樹齢200年を超える一枚板を使用してバーカウンターを製作しました。工程ごとにご紹介しますね。
練馬区に新店をオープンするショットバーのオーナー様がご来店下さってご覧頂いたカウンター用一枚板。ご紹介した一枚板の中から決めて頂いた一枚板がこちらの
4.3M×65~70㎝の樹齢200年を超える立派な杉一枚板。この巨大な一枚板とL字に曲がった先の2m分の材料の二枚を使用して、バーカウンターの製作をご依頼頂きました。
早速製作に入ると先ずは大まかな寸法決め、L字に曲がる大切な部分を45度にカット。それと4300㎜では長すぎてお店に搬入できない為に、直線部分でも中央で一か所カット。
同じ樹種とは言え違う木を組み合わせて製作するので、なるべく同じ雰囲気になるように白色部分の幅を合わせたり板目を揃えたりと、可能な限り良いものを作り上げます。
ここから、裏面でボルトジョイントで二つのパーツを締め付けられるようにして、全体の磨きで滑らかスベスベにしたのちに塗装作業へ。
全体完成後には一度仮組をしてしっかりと完成で来ているかのチェック。全ての部品の幅もあっているし90度の直角もOK、傷などのチェックも終えて完成!ここまで終えてお客様へご連絡です。
現場が受け入れ可能な日を打ち合わせて、完成から最短で練馬区の工事中の現場へお届け。お客様にもお手伝い頂いての納品作業と設置後の様子がこちら
【一枚板カウンター設置の様子】
現場到着早々に梱包を開いて設置作業を行い、運良く設置後の様子を撮影させていただく事ができました。通常は完成してから再度伺わないと、このような完成イメージでの撮影はできませんから嬉しい限りです。
正面にスーッと伸びやかな天然耳と木目が通ってオシャレな雰囲気です。これからダウンライトがカウンターを照らしたりするようなのでまた完成が楽しみです。
ちなみに、搬入の為に一旦カットした、長い板の繫ぎ目も可能な限り目立たないように製作したのですが、
こんな雰囲気ですね。もちろん見えない事はないですが、天然耳や木目は流れ良く繋がり、動いた木目が目違いを起こすことはありません。裏面でボルトで締め付けられるように製作してあります。
搬入路の都合でどうしてもカットしなければいけない事が多いですし、一枚板のままで現場に搬入できる方が稀な事です。そんな場合でも綺麗に納められるノウハウも大切なんですよ。
今回も大変喜んで頂けてよかった。練馬区よりご来店ご依頼ありがとうございました。 感謝!
榎本銘木店の製作事例をご紹介しました。この様な品質で展示販売中の一枚板の商品を皆様のご希望に合わせてオーダー製作致します。
2016年以前のブログもご紹介
榎本銘木の一枚板加工日記 (exblog.jp)