今回、これまでに製作した事の無かったご利用方法でのご依頼を頂けたので、せっかくの機会ですので細かくご紹介させて頂きます。
気に入って頂けたのがこちらの幅広のブラックウォルナット一枚板。
このブラックウォルナット一枚板をキッチンワークトップ天板として製作していきます。
幅90センチを大きく超えて全体的に1m近くある大木から取れた一枚板。板の幅は木の太さですから、この辺りじゃ見た事も無いような太さの木から製材した板ですね。
設計上この位の太さが必要との事で、当店にたった一枚だけあったこの一枚板をご利用頂ける事になりました。
この板に、設計士様から頂いた仕様書の寸法通りに線を入れていくとこのように。カットのイメージをご覧いただきながら慎重に打ち合わせを進めていきました。
板に描かれているのがシンクの設置用の開口部と、水栓穴。この一枚板のどの位置に何が来てどんなイメージになるのかを実際の板に書き込んで確認する作業。これ、めっちゃ大切な作業になります。
こちら図面の一部、私たちもサイズを知らせて頂くだけでなく、このような使い方だという事がイメージできていないと細かな食い違いが生まれかねませんので、こういった資料の共有も大切な事なんですよ。
と、いう訳で全ての寸法を確認して、間違いない事を確認したら作業に入ります。 何度もサイズを確認しながら、緊張感漂う中、穴開けを行って出来上がったのがこのように。
まだ一回目の塗装なのでピカピカしているし表面も荒れてますが、まだまだこれからやる事はたくさんあるので、今の所の状況です。シンクを入れる大きな穴が開いて、一枚板としてはかなり不安定な状態。自由に呼吸している状態ではひび割れや湾曲が怖いですから早急に塗装をした次第です。これで一安心。ゆっくり仕上げていきます。
角度を変えて、こちらが作業スペースとなる場所ですね。こちらは節や割れ等無く綺麗な天面です。広いスペースなのでお料理作りたい放題です!
ぜひこちらの完成後の写真も撮らせて頂くべくお願いしたいと思います。しっかりと進めて参ります!ご依頼ありがとうございます。