千葉県市川市のお客様よりお持ち込み頂いたケヤキの大きな板をご紹介します
長年納屋で眠っていた板だそうで、木目も見えない状態でのお持ち込みでした。
こちらの板ともう一枚をざっくりとサイズ取りして、平面出しから加工のスタート。約一か月のお時間を戴いて製作しました。
製作途中は省きまして、完成後にお届けしてきました画像をご紹介しますね。春日部市から千葉県市川市までおよそ1時間半の道のり。
こちらの板を榎本銘木店で加工して完成したテーブルがこちら
始めの状態からは想像もできないほどに綺麗な色味が復活して綺麗な天板となりました。
天板の厚みも適した厚みに調整して製作、バランスも大事ですからね。
板は幅で繋いだ二枚接ぎ。もちろんつなぎ目など見えるはずもない仕上がり。お持ちの板の幅が足りない場合はこの様な加工で対応できます。オレンジ色が綺麗なケヤキの板です。
耳もこのような具合に自然に滑らかに。
板によっては少し角度が強すぎて尖ってしまうようなケースもありまして、今回の板も最初の画像のように尖っていたんです。
幅で繋ぐ際に白い部分があまりに大きくてもバランスが悪いので、場合によってはお客様と話し合ってこの様に作り直してしまう場合もあります。白とオレンジのバランスも大事です。
最後に全体を。
天井の高い素敵なお部屋にピッタリ納まりました。切り倒されて利用されずに放置だった樹齢数百年のケヤキも新たな命を吹き込まれ、これから先はお客様に大切にご利用頂けます。
楽しいお仕事させて頂けました。千葉県市川市よりご依頼ありがとうございました。
感謝!