埼玉県加須市の建設会社のお客様よりご依頼いただいた一枚板の加工。
今回は和室の部材で屋久杉ばかりの加工なんですが。。。
何しろ屋久杉が伐採禁止になってからかなりの時間が経ち、世界遺産の認定によってその希少価値もかなりのモノ。
今流通している物はほぼ全て土中に埋まっていた屋久杉を掘り返して利用する土埋木(ドマイボク)の屋久杉ばかり。なので当然朽ちかけの穴だらけヒビだらけの材ばかり。
かなり苦労していますが、二千年以上生きた屋久杉を如何に活かすかも腕次第。
穴の中までほじくって磨いて、それでもポロポロと崩れてどこまでも穴が開いちゃう所は塗料で固めながら進めます。トンネル工事みたいですね。
この穴に見る数千年の歴史に思いを馳せながら、コツコツ大切に手を掛けていきます。
ちなみに、榎本銘木店にも屋久杉の無垢一枚板あります。探されている方はぜひお問い合わせください。
ご依頼ありがとうございます!